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小林美恵 華麗なるヴァイオリンの伝説 第6回最終回
「宵ひ待ち草が見た夢」
小林美恵 東欧&アジアを弾く
2021年10月31日(日)開演14:00 Hakuju Hall

出演:
小林美恵(ヴァイオリン) ジャンミッシェル キム(ピアノ)
浦久俊彦(ナビゲーター)
曲目:
バルトーク:ヴァイオリンとピアノのための狂詩曲 第2番
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ
エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ 第3番 イ短調 op.25「ルーマニア民俗風で」
問合:
Hakuju Hall チケットセンター Tel. 03-5478-8700(火~金 10:00~17:00 祝日・休館日を除く)
オンラインチケット予約 https://www.hakujuhall.jp/concerts/event/3024.html

( 美恵から皆さまへ )
日本人で最初にヴァイオリンを聴いたのは誰だったのでしょう?キリスト教伝来の宣教師によって持ち込まれ、織田信長や豊臣秀吉も聴いたとも、またローマに渡った天正遣欧少年使節が、日本に楽器を持ち帰ったとの記実もあります。いったい彼らにはどのよう聴こえたのでしょうか?弦楽器の歴史は古く、特に弓を使うのはアジアにルーツを持つといわれています。当然、日本でも胡弓や馬頭琴などを耳にする機会は身近にあったと推察します。でももし、鎖国をしていた江戸時代にヴァイオリンが独自の発展をしていたら、、いやもっと前の時代、たとえタイムマシンで縄文時代や石器時代の人々にヴァイオリンを渡したら、彼らはどういう音を出し、何を奏でるのかしら?と空想します。
最終回では19世紀後半に起こった民族主義的な音楽を中心に、その素材として使われた地域社会で伝承された民謡、フォークロアの音楽(ヴァイオリンが重要な役目を担っていたと思われます)から見えてくる、人間の最も根源的な命の核をヴァイオリンで探したいと思います。

小林美恵

静岡・室内楽フェスティバル2021
AOI・レジデンス・クヮルテット
2021年11月13日(土)開演18:00 静岡音楽館AOIホール

出演:
松原勝也 小林美恵(ヴァイオリン)
川本嘉子(ビオラ)河野文昭(チェロ)
曲目:
J.S.バッハ:イギリス組曲 第6番 ニ短調 BWV811(松原勝也編)
モーツァルト:弦楽四重奏曲 第18番 イ短調 K.464
シューベルト:弦楽四重奏曲 第15番 ト長調 op.161 D.887
問合:
静岡音楽館AOI Tel. 054-251-2200

ブラボー!オーケストラ公開録音
2021年10月17日(日)開演15:50 栃木県野木町 野木エニスホール(野木町文化会館)

出演:
小林美恵(ヴァイオリン)
円光寺雅彦(指揮)
東京フィルハーモニー交響楽団
曲目:
シベリウス:交響詩「フィンランディア」op.26
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 op.47
シベリウス:交響曲 第2番 ニ長調 op.43
問合:
申し込み情報
https://pid.nhk.or.jp/event/PPG0345216/index.html

東邦音楽大学エクステンションセンター 2021後期公開講座
20世紀前半のヴァイオリニスト〜クライスラー、ティボー、エネスコを中心に〜
2021年10月2日(土)開演14:00 東邦音楽大学 文京キャンパス

出演:
小林美恵(ヴァイオリン)加藤洋之(ピアノ)
曲目:
エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ 第3番「ルーマニアの民俗様式で」 イ短調 op.25
問合:
東邦音楽大学エクステンションセンター Tel. 03-3946-9667
Fax. 03-3946-2455
チケット情報
https://www.toho-music.ac.jp/extension/course/S-1_4738.html

湘南モーツァルト愛好会 第186回例会
2021年9月26日(日)開演14:00 藤沢リラホール

出演:
小林美恵(ヴァイオリン)ルドヴィード・カンタ(チェロ)
野田清隆(ピアノ)
曲目:
モーツァルト:ピアノのためのアダージョ ロ短調 K.540
モーツァルト:ピアノ三重奏曲 ト長調 K.564
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲 第2番 ハ短調 op.66
問合:
湘南モーツァルト愛好会 Tel. 046-872-1963
チケット予約
http://www.shonanfujisawa.com/~mozart/mozart3.html

軽井沢国際音楽祭 2021 フェスティバル・オーケストラ・コンサート
2021年9月5日(日)開演14:30 軽井沢大賀ホール

出演:
近藤薫(コンサートマスター)
小林美恵(ヴァイオリン)
軽井沢国際音楽祭フェスティバル・オーケストラ
曲目:
ヴォーン・ウィリアムズ:あげひばり
ストラヴィンスキー:協奏曲 変ホ長調「ダンバートン・オークス」
メンデルスゾーン:交響曲 第3番 イ短調「スコットランド」
問合:
軽井沢国際音楽祭実行委員会 Tel. 050-3718-8676 (平日10:00〜18:00)Info@kimf.net

軽井沢国際音楽祭 2021 室内楽コンサート
2021年9月4日(土)開演15:00 軽井沢大賀ホール

出演:
山岸努 米田有花 小林美恵(ヴァイオリン)
中村洋乃理(ヴィオラ)宮坂拡志(チェロ)吉田秀(コントラバス)
横川晴児(クラリネット)菅原恵子(ファゴット)今井仁志(ホルン)
曲目:
ハイドン:弦楽四重奏曲 ニ長調「ひばり」 op.64-5 Hob.Ⅲ:63
ストラヴィンスキー:弦楽四重奏のための3つの小品
シューベルト:八重奏曲 D.803
問合:
軽井沢国際音楽祭実行委員会 Tel. 050-3718-8676 (代表・平日10:00〜18:00)Info@kimf.net

八戸イカール国際音楽祭 第3夜『ポーランドの夜』
2021年8月15日(日)開演19:00 八戸市公会堂中ホール

出演:
小林美恵(ヴァイオリン)西沢澄博(オーボエ)
フェイギン・ドミトリー 金子鈴太郎(チェロ)
岡田奏 植田克己 上田晴子(ピアノ)
曲目:
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ op.40
シューマン:3つのロマンス op.94
シューマン:ピアノ・トリオ 第1番 op.63
問合:
NPO法人日本アーツプロジェクト Tel. 017-711-8097http://www.ika-r.jp

八戸イカール国際音楽祭 第2夜『ヴァイオリンの夜』
2021年8月14日(土)開演19:00 八戸市公会堂中ホール

出演:
谷本華子 澤和樹 高橋すみれ 小林美恵(ヴァイオリン)
笹沼樹(チェロ)上田晴子(ピアノ)
曲目:
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ より
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ より
日本の唱歌より
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ 第3番 op.45
ブラームス:ピアノ・トリオ 第2番 op.87
問合:
NPO法人日本アーツプロジェクト Tel. 017-711-8097http://www.ika-r.jp

Hakuju New Style Live 〜心が喜ぶ演結び 新しい出会いの形へ〜
室内楽の極み メシアン『世の終わりのための四重奏曲』
2021年7月16日(金)開演19:00 Hakuju Hall

出演:
小林美恵(ヴァイオリン)横川晴児(クラリネット)
加藤文枝(チェロ)ジャンミッシェル キム(ピアノ)
曲目:
ベルク:「室内協奏曲」より 第2楽章 アダージョ(クラリネット、ヴァイオリン、ピアノ編)
ラヴェル:ヴァイオリンとチェロのためのソナタ
メシアン:世の終わりのための四重奏曲
問合:
Hakuju Hall Tel. 03-5478-8867 (10:00~17:00 火〜金 祝日・休館日を除く)
https://www.hakujuhall.jp

(美恵から皆さまへ)
叶うならもう一度弾きたいと、強く願っていたメシアンの「世の終わりの四重奏曲」。ようやく、その実現の時がやってきました。心の底から力が湧いてくるのを感じています。
昨年から始まったHakuju New Style Liveで、クラリネットの横川晴児さん、チェロの加藤文枝さん、ピアノのジャンミッシェル キムさんと一緒に弾かせていただきます。
「世の終わりの四重奏曲」は聖書の黙示録を題材にして、第二次世界大戦中の捕虜収容所で完成、初演された特異な経緯を持つ曲です。
“pour la fin du temps 時の終わりへ”
音楽と時間は切り離せないものだと思います。音楽に携わる者は”時”をより近くに感じているはず。その”時”の終わりに、私達は何を感じ、何を思うのでしょうか?
今回のテーマは「時」「愛」、そして「天使」と「鳥」。
壮大で究極のテーマですが、じっくりと向き合いたいと思います。

終わりの始まり ~永遠のその先へ~
メシアンは四重奏の楽譜の序文に、第8曲<イエスの不滅性への賛歌>について
「全ての愛」と書く。
ベルクも<アダージョ>のスケッチに「愛」と記す。
ラヴェルの軋んだ音に、私はメシアンの四重奏に登場する天使の声を聴く。
“pour la fin du temps 時の終わりへ”
拘束から解き放たれた無限の時空間。
その先には何かが聴こえるのだろうか?

小林美恵

IVy HALL NEW CONCERT SERIES
RooM #004 光と影の部屋
2021年6月6日(日)開演15:00 仙台中央音楽センター IVy HALL

出演:
横川晴児(クラリネット)小林美恵(ヴァイオリン)
秋場敬浩(ピアノ)
曲目:
ミヨー:組曲 op.157b
シューマン :3つのロマンス op.94
ストラヴィンスキー:兵士の物語
ラフマニノフ:幻想的小品集 op.3より
ラヴェル:ツィガーヌ
バルトーク:コントラスツ Sz.111
問合:
Tel. 022-264-1846 (平日10:00〜18:00)halplanning.email@gmail.com

第139回 アンサンブル of トウキョウ定期演奏会
「静かなる闇から浮かぶ、希望の光とハーモニー」
2021年5月26日(水)開演19:00 東京文化会館 小ホール
プレトーク 18:45〜

出演:
小林美恵(ヴァイオリン)大野かおる(ヴィオラ)河野文昭(チェロ)
渡邉玲雄(コントラバス)村上成美(フルート)青山聖樹(オーボエ)
ロベルト・ボルショス(クラリネット)フランク・フォルスト(ファゴット)
丸山勉(ホルン)
曲目:
シュターミッツ:ファゴット四重奏曲 変ロ長調 op.19-5
プロコフィエフ:五重奏曲 op.39
モーツァルト:ディヴェルティメント ヘ長調 KV.213(木管五重奏曲)
シュポア:九重奏曲 ヘ長調 op.31
問合:
アンサンブル of トウキョウ事務局 
https://www.ensembleoftokyo.com/
Tel. 03-3426-2010 Fax. 045-595-0224ensembleoftokyo@gmail.com

つぶてソングの集い 復興と希望を歌う
第10回 音楽の架け橋 in ふくしま
2021年4月18日(日)開演14:00 ふくしん夢の音楽堂(福島市音楽堂) 大ホール

出演:
和合亮一(朗読・お話)新実徳英(指揮・お話)
朝岡聡(司会)
井上由紀(ソプラノ)波多野睦美(メゾソプラノ)松井康司(バリトン)
小林美恵(ヴァイオリン)永井由比(フルート)村田厚生(トロンボーン)
浜中康子 鷹羽弘晃(ピアノ)
曲目:
新実徳英:つぶてソング より
新実徳英:希望の歌
新実徳英:ヴァイオリンソングブック より
問合:
F.M.C.混声合唱団(高野) Tel. 024-522-0344
「つぶてソングの集い」プロジェクト(伊藤) Tel. 090-1663-9536

リリアピアノサロン 2020
2021年3月26日(金)開演18:30 リリア(1F)・催し広場
2020年9月26日(土)の振替公演です

出演:
宮谷理香(ピアノ)小林美恵(ヴァイオリン)
曲目:
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第17番 ニ短調 op.31-2「テンペスト」
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第18番 変ホ長調 op.31-3
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第9番 イ長調 op.47「クロイツェル」
問合:
リリア・チケットセンター Tel. 048-254-9900(10:00〜19:00)
http://www.lilia.or.jp

野平一郎退任記念演奏会
2021年3月19日(金)開演18:00 東京藝術大学奏楽堂(大学構内)
プレトーク 17:30〜

出演:
AOI・レジデンス・クヮルテット
 松原勝也 小林美恵(ヴァイオリン)
 川本嘉子(ビオラ)河野文昭(チェロ)
野平一郎(ピアノ)
仲井朋子(コンピュータ)
曲目:
野平一郎:弦楽四重奏第5番(2015)
野平一郎:弦楽四重奏第6番(新作初演)
野平一郎:ベートーヴェンの記憶 ピアノとリアルタイム・コンピュータのための(2003)
問合:
野平一郎退任記念演奏会実行委員会 nodaira2021@gmail.com

午後の音楽会
クラシックとジャズの調和 〜第四回「クラリネットの世界」〜
2021年3月16日(火)開演14:00 杉並公会堂小ホール

出演:
鈴木直樹 横川晴児(クラリネット)小林美恵(ヴァイオリン)
秋場敬浩(ピアノ)熊本比呂志(パーカッション)田中和音(ジャズピアノ)
曲目:
ミヨー:「組曲」より第1楽章
バルトーク:コントラスツ
石坂真帆:SUZUKAKEーdouble A−Sideー(委託作品初演)
‘なおき’のジャズ・コーナー
問合:
スウィングエース Tel. 080-3368-8772
杉並公会堂チケットセンター Tel. 03-5347-4450 E-mail:ticket@swingace.com

小林美恵 華麗なるヴァイオリンの伝説 第5回
「クリムトの幻影」
小林美恵ウィーン世紀末を弾く
2021年2月26日(金)開演19:00 Hakuju Hall
18:40~浦久俊彦によるプレトーク
2020年5月24日(日)開演15:00 の振替公演です。

出演:
小林美恵(ヴァイオリン)
上田晴子(ピアノ)
浦久俊彦(ナビゲーター)
曲目:
シューベルト ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ 第1番 ニ長調 D348
シェーンベルク 幻想曲 op.47
クライスラー ウィーン風狂詩曲小幻想曲
マーラー 交響曲 第5番 嬰ハ短調より第4楽章 アダージェット
R.シュトラウス ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 op.18
問合:
Hakuju Hall チケットセンター Tel. 03-5478-8700(火~土 10:00~18:00 祝日・休館日を除く)
オンラインチケット予約 https://www.hakujuhall.jp/syusai/226.html

(美恵から皆さまへ)

ある日、一枚の絵葉書が届きました。クリムトの「接吻」
魅惑的な絵でした。ヴァイオリンのケースに入れて、いつも眺めていました。
ある時、ふと、この後この二人はどうなるのだろうと思いました。このまま二人は崖の下に落ちるのだろうか?男性だけが残るのだろうか?それとも?それを確かめるために、ベルヴェデーレ宮殿に実際に観に行ったことを、懐かしく思い出します。
今でも歩いて角を曲がれば、モーツァルトやベートーヴェンとすれ違うのではと感じるウィーンの街。ウィーンで生活した多くの偉大な作曲家たちの体温までも側に感じるこの街の19世紀末は、どんな空気の匂いがしていたのだろうと思います。古いものと新しいもの、東洋と西洋、幻想や夢、生と死、いろいろなものが渾然と渦巻いていて、その爛熟した中から何かを敏感に感じ、聴いていたかもしれない。それはもしかしたら、現代ではどこかに置き忘れてきてしまったものかもしれないと思うのです。