2016年12月12日(月)開演19:00 紀尾井ホール
アンサンブル of トウキョウ 創立30周年記念
第121回 定期演奏会 オーケストラの夕べ
- 出演:
- 小林美恵(ヴァイオリン) キム・ユビン(フルート)
金昌国(指揮)
アンサンブル of トウキョウ - 曲目:
- シュポア ヴァイオリン協奏曲 第8番 イ短調「歌う情景ふうに」
ニールセン フルート協奏曲
ベートーヴェン 交響曲 第7番 イ長調 op.92 - 問合:
- アンサンブル of トウキョウ事務局
Tel 03-3426-2010 Fax 03-3426-2197
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久しぶりのシュポアのコンチェルト、「歌う情景ふうに」。
オペラからある場面が飛び出したような曲です。レチタティーヴォやアリアをヴァイオリンが複数の登場人物を一人でこなします。
シュポアはドイツの作曲家、ヴィルトゥオーゾヴァイオリニストで、当時イタリアにはパガニーニ、ドイツにはシュポアといった具合でした。ウィキペディアによれば、シュポアはヴァイオリンの顎あてを発明し、指揮棒も初めて使い、楽譜に練習番号をふったと書いてあり、アイデアが豊富な人だったに違いありません。きっとモーツァルトやロッシーニのオペラを観て、自身でもオペラを作りたく、歌いたくなって、いっそのことヴァイオリンで弾いてしまおうと思ったのでしょう。ヴァイオリンコンチェルトの中でもこのような曲はとてもユニークです。ただ、オペラと違って台本が無い。。
なので、どんな場面か弾きながら想像するのも楽しみです。
コンサートは他に韓国から18歳のフルーティストがニールセンのフルートコンチェルトを、そしてベートーヴェンのシンフォニー第7番です。こちらもとても楽しみ。